Photo: [世界文化遺産・国宝]賀茂別雷神社 京都最古の歴史を誇る名社。通称は上賀茂神社 | 2026/01/11 PM14:57 | 気温3.8度
2026年の新春を迎え、日頃よりお世話になっている皆様へ、心より御礼申し上げます。
2025年の日本経済を俯瞰すると、各種統計や民間調査において、開業率はおおむね4%前後の水準を維持する一方、倒産率も3%台で推移していることが示されています。
帝国データバンクの調査においても、2025年は倒産件数が高水準で推移しており、特に中小企業を中心に、資金繰りやコスト増加への対応力が、企業存続を左右する重要な要因として指摘されています。
これは、新たに事業を始める環境が整いつつある一方で、事業を継続できるかどうかについて、より厳しい選別が行われている状況を表していると言えるでしょう。
特に2025年は、人件費や修繕費、金利動向などのコスト上昇が経営を圧迫し、売上規模の大小にかかわらず、収益構造や固定費管理の脆弱さが、倒産要因として顕在化しました。
このことから見えてくるのは、拡大やスピードを目的化する経営ではなく、固定費・変動費・リスクの所在を冷静に把握し、持続性を優先する姿勢の重要性です。
2025年の開業率と倒産率は、その現実を私たちに静かに、しかし明確に示しています。
不動産賃貸管理業においても、この傾向は例外ではありません。
管理戸数や表面的な売上規模以上に、空室率の低さ、入居の継続性、オーナー様との信頼関係といった質的な指標が、経営の安定度を大きく左右します。
これらは短期的な施策で生まれるものではなく、日々の丁寧な対応と、人とのつながりを大切にする姿勢の積み重ねによってのみ築かれるものです。
2026年は午年。
勢いよく前進する力が象徴される一方で、足元を確かめながら一定のリズムで歩みを重ねることの大切さも意識したい年だと受け止めています。
経営者として日々意思決定を重ねる中で、私は「急がず、しかし立ち止まらない姿勢」こそが、長く信頼される企業を育てる力になると感じています。
本年は、
・人とのつながりを経営の土台として丁寧に育てること
・短期的な成果に振り回されない、安定した運営体制を整えること
・午年にふさわしく、止まらず、しかし無理のない歩みを続けること
を意識し、堅実で持続可能な企業運営を目指してまいります。
数字と向き合う冷静さの裏側には、必ず人との関係があります。
その事実を忘れず、ご縁を大切にしながら信頼を積み重ねていく経営こそが、これからの時代に求められる姿であると考えています。
2026年も、皆様とのご縁に支えられながら、誠実な歩みを重ねてまいります。
本年が、皆様にとって穏やかで実り多い一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
