支え合いの中で紡いだ一年。感謝を胸に、さらなる挑戦のステージへ

Monthly Report

Photo:三菱が1894年に建設した「三菱一号館」(ジョサイア・コンドル設計)を復元した赤煉瓦の建物 | 2025年12月21日 PM 17:18 | 気温17℃

平素より多大なるご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

2025年も残すところあと僅かとなりました。振り返れば、この一年は私たちにとって、そして社会全体にとっても激動と変化の連続でした。生成AIの劇的な進化や働き方の多様化が進む一方で、実体経済においては利上げを背景とした資金調達環境の変化や、物価高に伴う暮らしへの影響が、賃貸管理という私たちの日常にも少なからず波紋を広げました。

「どうすれば、この変化の中でも変わらずに、安心して暮らせる場を提供し続けられるのか」。数字の重みと向き合い、経営者としての判断が揺らぎそうな瞬間もありました。しかし、この困難は「経済の変化に寄り添う不動産管理」という私たちの責務を、改めて深く見つめ直す貴重な機会となりました。

立ち止まりそうになった私を救ってくれたのは、オーナー様や入居者様、そして協力会社の皆様が差し伸べてくださった温かい手でした。「一人では乗り越えられない壁も、誰かと手を取り合えば道が開ける」。そんな尊い真理を、これほどまでに強く実感した一年はありません。困難な時にいただいたご恩は決して忘れず、今度は私たちが、皆様の未来をより豊かにする「恩返し」の形でお役に立てるよう、決意を新たにしております。

日々の経営において、私は常に「今、私に与えられた課題は何か」を自らに問い続けてきました。昨日までの成功体験に安住せず、正解の見えない問いにも、果敢に、そして軽やかに挑むこと。そのプロセスこそが、企業としての誠実さであると信じ、走り続けてまいりました。

目の前の業務をこなす中で、常に「もっと良くできることはないか」と改善の種を探す日々。その小さな積み重ねは、確かな「自己成長」という実りとなり、組織を支える力となりました。私自身が成長し続けることで、関わるすべての皆様に、より質の高い価値をお届けしてまいります。

2025年を締めくくることができるのは、ひとえに支えてくださった皆様のおかげです。

来る2026年も、経済の波をしなやかに乗りこなし、情熱を持って新しい可能性を切り拓いてまいります。生活に寄り添い、不安の中にも希望を見つける視点を大切に、経営者としての感性を磨き続けてまいります。

皆様にとって、新しい年が光り輝く素晴らしいものとなりますよう、心よりお祈り申し上げます。